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  • kuge

「とても好きだけど、まるで詳しくない」について。

まず音楽がそうで、ぼくは音楽が「とても好きだけど、まるで詳しくない」。


ロックの系譜を体系だって聴く機会もなかったし、マニアックなバンドもイマイチ知らない。


ついでに楽器音痴で、例によってFのコードが押さえられない。


でも音楽が好きだ。とても。誰にとっても何かと難儀なこの人生で、ぼくの場合は生きる滋養を猫と音楽から吸い上げている。



「とても好きだけど、まるで詳しくない」というのは矛盾なく成立すると思うのだけどどうだろう。


ときどき「好き」を詳しさで試されることがある。いや、そう勝手に感じることがある。


自分の好きを疑われまいと、ポケットの底からなけなしのしょっぱい知識を取り出したりするが、これではマウントの取り合いだ。


しかも出した知識のしょっぱさが、もう掛け値無しの煮詰めきったしょっぱさで、おい、相手に何を食わせるつもりかと。



一つ。クリープハイプの「百八円の恋」を4億回くらい聴いた上で、この曲が使われた映画はまだ観ていない。


一つ。カレーは大好きながら、究極、幡ヶ谷の「スパイス」があれば満足だ。


今度から正直に言おうと思う。


本当に好きです、と。でも、詳しさが伴わない、ただのスッポンポンの「好き」なのです、と。


青春が終わり、おじさんになっても、人生を息苦しくしてるのはいまだ自分の背伸びな気がするわけです。

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